初めて着た振袖と成人式の思い出
2020年12月17日 16時15分
成人式の出席時には当然振袖を着て参加をしました。
着付けを行うために早起きをし、髪をセットするために前日からなるべく頭を固定し生活しなければならないなど
成人式に行く事前準備に関してはつらい思い出しかありません。
ですが振袖を着て成人式のもろもろのイベントをおえら時は、なんだか感慨深い気持ちになりました。
この時点で振袖を切ることは今後訪れないだろうし、10代という子供の期間から本格的に脱却したんだなといろいろ考えることがあったのを覚えています。
私が選んだ振袖は母親と一緒に呉服店へと訪れた際に気に入った「垢とピンクの柄と花」の刺繍が入った何ともゴージャスな振袖です。
少し派手かなとも思ったのですが、人生一度の成人式ですのでここ一番の晴れ着を選ぶべきだという派手好きな母親の説得の元この振袖を選んだのです。
成人式では友達と一緒に行動し、学校の同級生たちと途中から合流し会が終わるとしばらく話し込んでいたのです。
同級生たちはみな大学や企業勤めの大変さを語っており、もちろん私も大学の良い部分悪い部分そして将来の夢を希望をもって話していました。
彼ら彼女と同級生だったころを思い出すと同時に、皆あのころとは違う全体的な雰囲気に「私もいよいよ20歳か」と再度感慨深い感傷へと浸っていたのです。
友達たちの振袖もさまざまな柄模様でその人たちのセンスに溢れていました。
落ち着いた子は群青色を着ており、派手な子は私と同じような赤やピンクで着飾っていたので振袖選びにきっとその人の性格が現れるのだと確信した瞬間でもあります。
私と同じように親と選んだ子もいれば、兄弟姉妹のおさがりを着ている子もおり千差万別です。
友達の話を聞いていると自分で選べなかったと悔しく思っている子もおりちょっとかわいそうだなと思ってしまいました。
普段着慣れておらず、着崩れや髪型のセットが複雑なので振袖を衝撃ではだけてしまわないように慎重に歩くことを心がけていました。
これは私の友達も必死に振袖を汚さないように気を付けており、前日に雨が降ってできた水たまりをいかに避けて通るか女子全員は必至だったのです。
以外にも成人式で一番印象に残っていることは「水たまりを避けたい」という話題の会話であり、今後友達と成人式の話になれば真っ先にこの話題が出てくることでしょう。本当にきれいな振袖を着れて満足ですし着た姿を友達に見せ、成人式に出られた事により大切な思い出を作れたのでとても良かったのです。